言語処理学会ニュースレター

Vol. 25 No. 1 (2018年2月19日発行)

目次

言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)開催案内
第24回年次大会 テーマセッションの開催案内
第24回年次大会 ワークショップの開催案内
シニア会員制度の導入
会誌「自然言語処理」の「原稿の種類」の見直しについて
COLING 2018 学生参加旅費支援のお知らせ

□言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)開催案内

言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)を岡山コンベンションセンターにおいて,以下の要領により開催いたします.


◯ 大会Webサイト

大会Webサイトは以下のURLにて開設しています.
大会プログラムなどの詳細は下記をご参照ください.

http://www.anlp.jp/nlp2018/


◯ 開催日時

2018年 3月12日(月)〜 3月16日(金)
    3月12日(月) チュートリアル(午前:若手企画,午後:通常企画,
                    夕方:スポンサーイブニング)
    3月13日(火) 本会議 第1日
    3月14日(水) 本会議 第2日
    3月15日(木) 本会議 第3日
    3月16日(金) ワークショップ


◯ 会場

岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)
http://www.mamakari.net/
所在地:〒700-0024 岡山県岡山市北区駅元町14?1
地図:http://www.mamakari.net/access/
(JR岡山駅中央改札口から徒歩約3分)


◯ 予稿集

本大会では,大会の1週間前(2018年3月5日(月)の予定)に予稿集を Web上で公開する予定です.CD-ROM は作成しませんのであらかじめ予稿集をダウンロードして大会にいらっしゃるようお願いします.ダウンロード・サイトの情報については参加申し込みをいただいた時にお知らせします.印刷製本版の予稿集も作成いたしませんのでご注意ください.



● チュートリアル

3月12日(月)の午後には,4つの分野のチュートリアルを行う予定です.
詳細はこちらをご覧ください.
http://www.anlp.jp/nlp2018/#tutorial
  • 日時:3/12(月)13:00〜14:45
    講演者:前田 新一 先生,藤田 康博 先生(プリファードネットワークス)
    題目:「ゼロから始める深層強化学習」
    概要:
    DeepMindのAlphaGoは,2015年10月に囲碁のヨーロッパチャンピオンのプロ棋士に勝利した.この囲碁での勝利は,人間が用意した学習データの教師ラベルを推定する教師あり学習の枠組みとは異なり,人間を超えられるという強化学習の可能性を広く知らしめた.その後もAlphaGoはバージョンアップを続け,今ではトップのプロ棋士を大きく凌駕するレベルにまで到達している.AlphaGoに代表される深層強化学習の研究の急速な進展は,深層強化学習の様々な分野への適用の気運を生み出している.本チュートリアルでは,深層強化学習を知りたい,新しく使ってみたいという方を対象に強化学習の基礎から,(深層)強化学習の応用の状況,強化学習を初めて試す方が陥りやすい落とし穴,深層強化学習を始めるのに適した環境の紹介について説明する.

  • 日時:3/12(月)13:00〜14:45
    講演者:坊農 真弓 先生(国立情報学研究所)
    題目:「手話と日本語の関係」
    概要:
    現在,手話コーパスの構築とその利用は世界各国で活発に議論されている.手話には書きことばがない.そのため,アノテーションやトランスクリプトの作成に工夫が必要となる.また,手話は類像性の高い言語であるため,手形や動きにバリエーションが認められ,基本語彙の特定が難しい.これらの問題は世界各国の手話に共通して言えることであるが,特に日本で手話コーパスを構築する場合には,手話と日本語との接触について念頭に置いておく必要がある.日本のろう教育では,1933年から1993年のおよそ60年間,手話の使用が禁止されていた.いまを生きる成人ろう者のほとんどはこの時代に教育を受けた人々であり,日本語と日本手話のバイリンガル・バイモーダル状況に身を置いてきた.本チュートリアルでは,我々が構築している「日本手話話し言葉コーパス」に収録されている事例をいくつか取り上げ,いまを生きるろう者のことばの実態を明らかにし,日本における手話と日本語の関係を議論する.

  • 日時:3/12(月)15:15〜17:00
    講演者:松崎 拓也 先生(名古屋大学)
    題目:「自然言語で書かれた数学問題を計算機で解く」
    概要:
    テキストの形で与えられた数学問題を自動的に解くことは,自然言語の意味を形式表現へと写し取る言語処理の課題と,形式化された問題を解く自動演繹・計算代数の課題が交わる複合的な問題である.「数学問題を解く」という行為をこのような形で計算機に乗せるための要となるのは論理式による数学問題の形式表現であり,言語処理と自動演繹という2つの部分課題は,形式論理において「数学的論証」という実践が「命題と推論」という2つのレイヤに切り分けられたことに直接対応している.そしておよそ全ての理論と実践の関係と同様に,自動解答システムを工学的に実現する際にも,問題の論理表現という理論的仮構と前後の処理の間には種々の「軋み」が生じる.本チュートリアルでは,数学問題の自動解答という課題を19世紀末の形式論理の創始から20世紀後半の古典的AI研究への流れの延長上に位置づけ,実際の解答システムの概要と研究課題について解説するとともに,現在・今後の言語処理研究とのつながりについて考える.

  • 日時:3/12(月)15:15〜17:00
    講演者:澤田 英夫 先生(東京外国語大学)
    題目:「フィールド言語学関連」
    詳細は追ってお知らせいたします.

● 若手チュートリアル企画:「学生向けキャリアビジョン講座」

本年度は,初めての試みとして若手チュートリアルを開催します.テーマは「学生のキャリアビジョン」です.3月12日(月)午前に,以下の3件のチュートリアルを行う予定です.詳細はこちらをご覧ください.
http://www.anlp.jp/nlp2018/#junior_tutorial

  • 日時:3/12(月)10:30〜11:00
    講演者:江里口瑛子 さん(東京大学)
    タイトル:「失敗した後に取り組むべきこと」

  • 日時:3/12(月)11:00〜11:30
    講演者:吉川友也 さん(千葉工業大学)
    タイトル:「新設研究センターで働くということ」

  • 日時:3/12(月)11:30〜12:00
    講演者:進藤裕之 さん(奈良先端科学技術大学院大学)
    タイトル:「若手大学教員の仕事」

● 特別企画:ミニシンポジウム「自然言語処理の歩みとこれから」

特別企画のミニシンポジウムをプレナリーセッションとして開催する予定です.是非,ご参加下さい.詳細はこちらをご覧ください.
http://www.anlp.jp/nlp2018/#mini_symposium


・日時:3月14日 (水) 13:30〜14:30
 登壇者:辻井潤一 (産総研人工知能研究センター長),
     河原達也 (京都大学教授),
     飯田 仁 (東京工科大学名誉教授)


● 招待講演

以下の2件の招待講演をいただく予定です.
講演時間などの詳細は追ってお知らせいたします.


3/13 (火)
◆講演者: 定延 利之 先生(京都大学教授)
◆題目: 「非流ちょうな音声言語の規則性をさぐる」
◆概要:
言語の基本は音声言語だと,言語学はことあるごとに言ってきたが,音声言語の研究は立ち遅れている.それは,音声言語が本来的に,対面型コミュニケーションで相手の反応を見ながら即時的に語る,非流ちょう(dis-fluent)なことばだからではないか.では,音声言語の非流ちょう性を言語学者が正面から取り上げれば,どのような規則性が明らかになるのだろうか? 本講演では,文単位で話しがちな英語と違って,「品川でぇ,」「新幹線にですねぇ,」「乗り換えてさぁ,」などと,文節単位でとぎれとぎれに発せられる日本語のコマギレ発話を中心に,非流ちょうな音声言語の規則性を具体的に紹介し,言語処理に活かす可能性を検討したい.

◆略歴:
1962年生.1985年京都大学法学部卒,1987年京都大学文学部文学科卒,1998年京都大学大学院文学研究科博士課程修了.博士(文学).現在,京都大学文学研究科教授.言語学・コミュニケーション論の教育研究に従事.日本語文法学会副会長.単著に『よくわかる言語学』(1999,アルク)・『認知言語論』(2000,大修館)・『ささやく恋人,りきむレポーター』(2005,岩波書店)・『煩悩の文法』(2008,筑摩書房)・『日本語社会 のぞきキャラくり』(2011,三省堂)・『コミュニケーションへの言語的接近』 (2016,ひつじ書房)他.


3/15 (木)
◆講演者: 戸次 大介 先生(お茶の水女子大学准教授)
◆題目: 「理論言語学と自然言語処理と」
◆概要:
前半は,理論言語学,特に形式統語論と形式意味論における近年の発展と,それに基づく言語処理技術である"ccg2lambda"について紹介する."ccg2lambda"は,組合せ範疇文法(Combinatory Categorial Grammar)と深層学習による頑健な統語解析,高階論理による意味の表示と合成,定理証明器と機械学習を組み合わせた含意関係認識,文間類似度計算のためのプラットフォームである.後半は,次世代の意味の理論として,依存型意味論(Dependent Type Semantics)による自然言語の証明論的意味論を紹介する.旧来のモデル理論的意味論に基づく動的意味論や,近年注目されている深層学習・分散表現による含意関係認識と比較しつつ,現時点における自然言語の意味についての我々の理解を俯瞰する.

◆略歴:
1995年東京大学理学部情報科学科卒業.2000年同大学院理学系研究科情報科学専攻博士課程修了.理学博士.2008年より,お茶の水女子大学理学部情報科学科准教授.専門は数理・理論・計算言語学.著書に「日本語文法の形式理論」(くろしお出版),「数理論理学」(東京大学出版会).


◯ 参加登録

事前参加登録は2018年2月14日(水)で締め切られました.参加をご希望の場合は,当日,会場受付にて参加の登録をお願いします.


◯ 参加費

会員種別によって,以下の参加費をいただきます.
   一般会員:当日受付9,000円(不課税)
   学生会員:当日受付6,000円(不課税)
   非会員(一般):当日受付18,000円(税込)
   非会員(学生):当日受付9,000円(税込)

・チュートリアル,ワークショップの参加は,本会議参加費に含まれます.
・チュートリアルまたはワークショップのみ参加・聴講する場合も,本会議参加費が必要です


◯ 懇親会

日時:2018年3月14日(水)19:00-21:00
場所:ホテルメルパルク岡山
所在地:〒700-0984 岡山県岡山市北区桑田町1?13
   (JR岡山駅から徒歩7分)
https://www.mielparque.jp/okayama/

すでに定員に達しており,参加申し込みを締め切らせていただきました.あしからずご了解下さい.


◯ 委員一覧

(大会委員会)
 委員長         山本 和英 (長岡技科大)
 副委員長        中野 幹生 (HRI-JP)
 委員
  実行委員長      竹内 孔一 (岡山大)
  プログラム委員長   林 良彦  (早大)
  渉外         荻野 紫穂 (武蔵大)
  財務         永田 昌明 (NTT)

(大会プログラム委員会)
 委員長    林 良彦  (早大)
 副委員長   佐々木 裕 (豊田工業大)
 委員
  荒瀬 由紀  (阪大)
  大附 克年  (マイクロソフト)
  大野 誠寛  (東京電機大)
  岡崎 直観  (東工大)
  後藤 功雄  (NHK)
  小林 雄一郎 (日大)
  貞光 九月  (フューチャーアーキテクト)
  佐野 大樹  (Google)
  白井 清昭  (JAIST)
  進藤 裕之  (奈良先端大)
  鈴木 潤   (NTT)
  塚田 元   (豊橋技科大)
  徳久 雅人  (鳥取大)
  徳久 良子  (豊田中研)
  中澤 敏明  (JST)
  松林 優一郎 (東北大)
  三浦 康秀  (ゼロックス)
  宮部 真衣  (諏訪東京理科大)
  三好 利昇  (日立製作所)
  吉岡 真治  (北大)
  吉永 直樹  (東大)
 学生委員
  梶原 智之  (首都大)
  山本 眞大  (慶應大)
  近藤 雅芳  (奈良先端大)

(大会実行委員会)
 委員長    竹内 孔一  (岡山大)
 委員
  磯崎 秀樹  (岡山県立大)
  岩橋 直人  (岡山県立大)
  菊井 玄一郎 (岡山県立大)
  但馬 康宏  (岡山県立大)
  椎名 広光  (岡山理科大)


○ 問い合わせ先
お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします.

言語処理学会第24回年次大会 プログラム委員会
Email: nlp2018-inquiry@anlp.jp



□第24回年次大会 テーマセッションの開催案内

本会議内に以下の2件のテーマセッションを設けます

◯ テーマセッション1 「言語教育と言語処理の接点」
日時:3/13(火)15:10〜19:10

提案者:
投野 由紀夫(東京外国語大学),奥村 学(東京工業大学),荒瀬 由紀(大阪大学),根岸 雅史(東京外国語大学),篠崎 隆宏(東京工業大学),金子恵美子(会津大学),能登原 祥之(同志社大学),石井 康毅(成城大学),内田 諭(九州大学),廣川 左千男(九州大学),ブレンダン・フラナガン(九州大学),和泉 絵美(京都外国語大学・京都大学(非))

趣旨:
自然言語処理の分野では近年言語教育への応用を指向する研究が活発に進められ,学習者の読解や作文を支援するシステム,学習者の作文を自動添削するシステム,学習者の作文を自動採点するシステムなどの開発も行われるようになってきている.また,第14 回の年次大会(2008年)では,「教育・学習を支援する言語処理」と題するワークショップも企画されている.このように,シーズとしての技術に関する研究は数多く見られるものの,言語教育分野の研究者がどのような技術を求めているか(ニーズ)と必ずしも合致している保証はない.そこで,本テーマセッションでは,言語教育を専門とする研究者が現在どのような技術を必要とし,自らどのようなことを試みているか,言語処理を専門とする研究者がどのような技術を有しており,どのようなことを試みているか,に関する発表を集め,双方の研究者のニーズ,シーズのマッチングを行い,より有機的な連携を行うための議論の場を提供したい.


◯ テーマセッション2 「翻訳における人間と機械の協働: for what, how, where, when and why?」
日時:3/14(水)10:30〜12:30

提案者:
藤田 篤(情報通信研究機構),山田 優(関西大学),影浦 峡(東京大学),河野 弘毅(ポストエディット東京)

趣旨:
本学会第 23 回年次大会におけるテーマセッション「翻訳の質と効率:実社会におけるニーズと工学的実現可能性」では,翻訳支援ツール,機械翻訳の後編集 (PEMT)の効果,翻訳の品質を定義する規格,各種資源の紹介をふまえた活発な議論が行われた.しかし,機械翻訳が担保すべき品質については,技術の進展に沿った継続的・包括的な議論が不可欠であるし,機械と人間の協働のあり方についても,PEMTという単純なパイプライン方式に留まらない,より効率的な方法を模索する必要がある.今回のテーマセッションでは,特に「人間と機械の協働」をテーマに掲げ,翻訳フローデザイン,エコシステムなど関するアイディアの共有を図る.翻訳フローへの機械翻訳の導入に関する事例報告については,品質や効率の観点での分析,あるいは機械翻訳の研究開発に対する提言を求める.



□第24回年次大会 ワークショップの開催案内

以下,2件のワークショップが最終日(3/16)に開催されます.
詳細については,それぞれのワークショップのウェブサイトをご覧ください.

◯ ワークショップ1 「形態素解析の今とこれから」

[趣旨]
単語分割・形態素解析技術は,日本語を対象にした自然言語処理研究・開発において避けて通れない処理として認識されており,これまで,数多くの辞書・システムが開発されてきました.ユーザの選択肢が増えた利点はあるものの,既存の形態素解析器・辞書・品詞体系から,応用に則したシステムを選択することは,言語処理研究者でも難しく,なんとなく新しそうだから,研究室の方針だから,先輩が使っていたからといった,場当たり的な基準で選択されていることが少なくありません.本ワークショップでは,単語分割・形態素解析システム,辞書の開発者にお集まりいただき,各システムの特徴,開発方針,想定ユーザ,他のシステムとの違いを明らかにすると共に,応用処理と形態素解析システムとのベストマッチングを支援することを目的としています.また,ニューラルネットワーク言語処理におけるサブワード化のように,単語分割そのものの必要性が揺らぎつつある現状を踏まえ,再度,単語分割・形態素解析の研究・応用における立ち位置をみなさんで議論したいと思います.


[提案者]
工藤 拓(グーグル),河原 大輔(京都大学),山本 和英(長岡技術科学大学),森 信介 (京都大学),持橋 大地(統計数理研究所),鍜治 伸裕(ヤフー),颯々野 学(ヤフー),小木曽 智信(国立国語研究所),斉藤 いつみ(NTT),内海 慶(デンソーアイティーラボラトリ),岡 照晃 (国立国語研究所),高岡 一馬(ワークスアプリケーションズ),佐藤 敏紀(LINE)

[ウェブサイト]
https://sites.google.com/view/nlp2018ws/

◯ ワークショップ2 「言語処理研究者・技術者の育成と未来への連携」

[趣旨]
世界的に自然言語処理技術への期待と需要が急激に高まるなか,質の高い研究開発を行える人材の供給は,圧倒的に不足している.日本国内においては言語処理学会年次大会の参加者数は年々増加しているものの,大学・研究機関のスタッフや企業の採用担当者からは,十分な数の人材が確保できないという声を聞くことが多い.その状況に呼応するように,自発的な勉強会や研究会が多く開催されるようになっているものの,それらが集まり協調する機会がないためにバラバラに活動していることが多く,コミュニティ全体の力強い底上げには至っていない.こうした状況を踏まえて本ワークショップでは,大学教員,研究会や草の根の勉強会の主催者など,日頃から学生や若手研究者・技術者と接する機会が多い方々をお招きし,研究室や各団体における若手向け施策の現状と問題点を共有するとともに,今後どのような取り組みを行うべきかについて,参加者とともに議論したい.特に本ワークショップをきっかけに,各活動の横の繋がりを強化し,アカデミック・産業界全体で研究開発力の強化につながる施策が生まれることを期待している.


[提案者]
小町 守(首都大学東京),持橋 大地(統計数理研究所),岡崎 直観(東京工業大学),須藤 克仁(NAIST),海野 裕也(Preferred Networks),梶原智之(首都大学東京),金山 博(日本IBM),佐藤 理史(名古屋大学),三輪 誠(豊田工業大学),宮尾 祐介(NII),中澤 敏明(JST),荒瀬 由紀(大阪大学),伝 康晴(千葉大学),中山 英樹(東京大学),鶴岡 慶雅(東京大学),乾 健太郎(東北大学),賀沢 秀人(Google)

[ウェブサイト]
https://sites.google.com/view/nlp2018-ws-grow-together/


□シニア会員制度の導入について


言語処理学会ではシニア会員制度を開始いたしました。本制度は、本会で長年活躍されたシニアの方に対する年会費減額の制度です。65歳以上で20年以上正会員であるか、70歳以上で10年以上正会員である方で、シニア会員を希望される方は、年会費の減額を受けることができます。詳細は次のウェブページの「シニア会員の申し込み」欄をご覧ください。

http://www.anlp.jp/guide/admission.html



□会誌「自然言語処理」の「原稿の種類」の見直しについて


会誌「自然言語処理」の「原稿の種類」において,このたび「論文」カテゴリの下に,これまでの「論文」に当たる「一般論文」とともに,「応用システム論文」のサブカテゴリを新設しました.多数のご投稿をお待ちしています.

なお,詳細については学会Webサイトの原稿執筆案内をご参照ください.



□COLING 2018 学生参加旅費支援のお知らせ


言語処理学会では,本会が主催したCOLING 2016の実行委員会からの寄付金を活用して,COLING 2018に論文が採択された学生の方に参加旅費の支援を行います.若い研究者の方々のより積極的な活動を促すことを目的としています.支援を希望される方は,下記募集要項に従って,お申し込みください.なお,不明な点等ありましたら,学会事務局(nlp@nacos.com)までお問い合わせください.


   --- COLING 2018 学生参加旅費支援申し込み要領 ---

  • 支援対象者は以下の条件をすべて満たすものとします.
      COLING 2018本会議に採択された論文の第一著者であること
      当該論文をCOLING 2018に参加して発表する発表者であること
      日本の大学,大学院に在籍する学生であること
      言語処理学会の学生会員(入会申込中の者を含む)であること
  • 原則として上記条件を満たした申請者全員に支援を行います.学会による選抜選考は行いません.
  • 支援額は,35万円を上限として,COLING 2018の参加旅費(参加費,旅費,滞在費)として必要な金額です.(上限の金額は申請者の人数により若干変動する可能性があります.)
  • 支援を希望される方は,2018年5月末日までに,学会ホームページ(http://www.anlp.jp/topics/topic171117.html)にある様式の申請書に必要事項を記入して,学会事務局(nlp@nacos.com)まで添付ファイルにて送付してください.
  • 支援を受けた方は,COLING 2018参加後,8月末日までに,参加旅費の領収書のコピーを添付した報告書(上記頁様式)を提出していただきます.また,氏名と所属が学会ホームページおよびニュースレターにて公開されます.
  • やむを得ない事情で,会議参加が取りやめになった場合は,支援も取消しとなり,支援金は返納していただきます.また,参加旅費が支援額に満たなかった場合は,その差額を返納していただきます.
  • 申請を受理した後,2018年6月上旬に支援確定のお知らせをお送りし,その際,確定した支援額をお知らせします.6月中に支援額を指定された銀行口座に振り込みます.


学会に関する問い合わせ先

中西印刷株式会社 言語処理学会事務局
〒602-8048 京都市上京区下立売通小川東入ル
e-mail nlp (at) nacos.com

ニュースレター担当理事
加藤恒昭 (東大)
e-mail kato (at) boz.c.u-tokyo.ac.jp