言語処理学会ニュースレター

Vol. 11 No. 4 (2004年11月16日発行)


目次

言語処理学会第11回年次大会(NLP2005)開催案内
第11回年次大会併設ワークショップテーマの募集


■言語処理学会第11回年次大会(NLP2005)開催案内■

開催日時: 2005年3月14日(月) チュートリアル 3月15日(火)〜17日(木) 本会議 3月18日(金) ワークショップ 会 場: 香川大学 総 会: 3月16日(水) 午後1時〜午後3時30分 懇親会: 3月16日(水) 午後6時〜(会場:香川大学工学部生協)
開催日時: 2005年3月14日(月) チュートリアル
3月15日(火)〜17日(木)本会議
3月18日(金) ワークショップ
会 場: 香川大学
総 会: 3月16日(水) 午後1時〜午後3時30分
懇親会: 3月16日(水) 午後6時〜(会場:香川大学工学部生協)

言語処理学会第11回年次大会は、香川大学で開催します。例年通り、自然言 語に関する理論から応用まで幅広い研究発表を募集します。とくに、言語学、 音声学、国語学、日本語学、日本語教育学、心理学など、日頃「言語処理」と は縁が薄いと感じておられる人文系の研究者の方々からの積極的な投稿を期待 しています。

従来通り、研究発表の形態は口頭発表(質疑とも20分間)とポスター発表のいず れかです。特に、人文系と理工系とのより密接な交流を図るには、多くの場合、 ポスター発表が適しています。さまざまな分野の研究者との深い議論を期待さ れる方は、是非ポスター発表への投稿をお願いします。口頭発表とポスター発 表は時間帯を分け、両者が重ならないよう考慮する予定です。ポスター発表で はパソコン持ち込みなどによるデモ等も歓迎します。両種の発表とも、予稿集 には最大4頁の論文を掲載する予定です。

また、今大会では、人文系の発表を奨励するために、口頭発表の中に、以下の 基礎・科学志向のテーマセッションを設けます(主旨は下記参照)。

  • テーマセッション1: 認知と実践の文法論
  • テーマセッション2: 感情・感性の言語学
  • テーマセッション3: コーパスを作る・使う
テーマセッションでは、セッションの最後に総合討論の時間を取り、参加者の 間でより活発な討論ができるような場を持ちたいと思います。上記のテーマに 関連する研究は、ぜひテーマセッション希望と指定してご投稿ください。もち ろん、これらのテーマセッションへの理工系の方々の投稿も歓迎します。なお、 テーマセッションを希望された場合でも、プログラム委員会の判断によって一 般発表(口頭発表・ポスター発表)に回っていただくこともありますので、ご了 承ください。

チュートリアル、ワークショップ、招待講演の内容は、今後、言語処理学会ホー ムページでお知らせします。後述のように、ワークショップの提案も受け付け ております。

※本大会では、予稿集はCD−ROMで配布する予定です。希望者には、印刷 本予稿集も配布致しますが、事前予約に限ります。また、その場合、印刷費と して、若干の追加料金を申し受けますので、予め御了承下さい。

《大会発表申し込み締切・通知・論文提出期限》

発表申し込み締切:2005年1月17日(月)
採否の通知:2005年1月24日(木)
最終論文の提出期限:2005年2月 7日(木)

《大会発表申し込み先》

発表申し込みは、下記の通りWWW、ファクス、または郵便で受け付けます。
WWW: http://www.jaist.ac.jp/NLP2005/cfp.html
ファクスまたは郵便:
〒923-1292 石川県能美郡辰口町旭台1-1
北陸先端科学技術大学院大学
鳥澤健太郎
FAX 0761-51-1149

発表申込/原稿提出時の注意

  1. 発表申込時の記入事項によりプログラムを作成しますので、提出後の 題目、氏名の変更はできません。
  2. プログラム確定後(採録が通知された後)の発表のキャンセルはできま せん。
  3. 原稿はPDFファイルで提出していただきます (どうしてもPDFファイル での提出が不可能な方は別途対応いたします)。 具体的な提出方法は 採録を通知する際にお知らせいたします。
  4. PDF ファイルのフォーマットが適切でない場合には、予稿集に掲載で きない場合があります. 以下にあります原稿作成時の注意をよく読んで 原稿を作成してください.
  5. なるべく WWWをご利用下さい。ファクスまたは郵便の場合は、下の発 表申込書に必要事項を記入してお送り下さい。
    WWW: http://www.jaist.ac.jp/NLP2005/cfp.html

《応募規定》

  1. 応募資格
    発表者または連名者の中に言語処理学会正会員または学生会員が含まれて いることが必要です。
  2. 口頭発表・ポスター発表の「該当分野」は、以下の項目(小項目)から、 関係の深い順に3項目選択して下さい。 ※テーマセッションを希望する場合にも指定してください。
    A. (1)音韻論,(2)音声学,(3)形態論,(4)統語論,(5)構文論, (6)意味論,(7)語彙論,(8)語用論,(9)記号論,(10)辞書学, (11)計量言語学,(12)計算言語学,(13)心理言語学,(14)対照言語学, (15)認知言語学,(16)社会言語学
    B. (1)計算辞書学,(2)ターミノロジー,(3)電子化辞書, (4)テキストデータベース,(5)ドクメンテーション,(6)言語資料
    C. (1)言語処理アルゴリズム,(2)言語処理用ハードウェア・ソフトウェア, (3解析・生成システム,(4)形態素解析,(5)構文解析,(6)意味解析, (7)言語理解,(8)対話理解,(9)音声理解,(10)談話理解, (11)音声言語処理
    D. (1)ワードプロセッサ,(2)機械翻訳,(3)情報検索,(4)対話システム, (5)要約,抽出,質問応答,(6)言い換え,(7)自然言語インタフェース, (8)ハイパーテキスト,(9)各種応用
    E. その他( )

《テーマセッション主旨》

  1. 認知と実践の文法論
    従来、言語の構造的性質の研究は、生成文法に代表される形式的装置によっ て記述するというアプローチが中心であった。しかし、近年では、言語の 文法と、一般的認知システムや文脈・相互行為との関連に注目が集まって いる。本セッションでは、認知言語学、言語教育的視点からの文法研究、 話し言葉の文法、相互行為の中の文法といったテーマについての研究発表 を広く募集する。
  2. 感情・感性の言語学
    従来の言語研究が文の命題的内容に関する構文・意味的側面を重視したも のであったのに対して、言語には、ある物事に対する好き嫌いを始めとす る感情・印象・評価などを伝達する側面もある。本セッションでは、Web 掲示板やアンケート調査からの感性情報抽出、感情的語彙の分析、言語表 現・構文が読み手・聞き手に与える印象といったテーマについての研究発 表を広く募集する。
  3. コーパスを作る・使う
    近年コーパスを利用した応用研究は多く見られるが、コーパスの設計やそ れに付与するタグの設計、その応用可能性について、とくに論じたものは 比較的少ない。本セッションでは、コーパスやタグの設計に実際に関わっ た研究者の視点から、言語分析・言語処理研究におけるコーパス設計の重 要性・問題点や、作成されたコーパスの応用可能性といったテーマについ て論じた研究発表を広く募集する。


言語処理学会 第11回 年次大会  口頭発表・ポスター発表申込書

発表種別: いずれか明記してください。
           ( )口頭発表
           ( )ポスター発表

テーマセッションの希望の有無: いずれかに印を付けてください。
 ( )テーマセッション1「認知と実践の文法論」での発表を希望
 ( )テーマセッション2「感情・感性の言語学」での発表を希望
 ( )テーマセッション3「コーパスを作る・使う」での発表を希望
 ( )テーマセッションでの発表を希望しない

表題:

著者名1:
フリガナ1:
所属1:
会員番号1:

著者名2:
フリガナ2:
所属2:
会員番号2:

該当分野:  第1分野( − ),第2分野( − ),第3分野( − )

使用希望機材 (口頭発表): 必要なものに印を付けてください。
                        ( )OHP
                        ( )プロジェクター

使用希望機材(ポスター発表)
  発表者が持ち込む機材(紙以外のもの)があれば、以下に書いてください:

発表要旨 (300 字程度):

連絡およびプログラム等の送付先
        住所:   〒
        所属:
        氏名:
        会員または非会員の別:
        E-mail:
        Tel:
        Fax:


注1) 本欄記入事項によりプログラムを作成しますので、提出後の題目、氏名 の変更はできません。また、プログラム確定後の発表のキャンセルはで きません。
注2) 口頭発表の登壇発表者は、氏名の左側に○印を付けてください。 所属名が長い場合、短縮名を括弧書きで添付して下さい。プログラム作 成時に使用します。
注3) 著者が3名以上の場合は、上記と同様に番号を追加してください。
注4) 分野は、応募規定を参照して記入してください。
注5) 各著者につき、入会手続き中または非会員の場合は、その旨を会員番号 の代わりに記入してください。


■第11回年次大会併設ワークショップテーマの募集■

言語処理学会第11回年次大会に併設のワークショップを、2005年3月18日(金) に開催いたします。言語処理全般にわたる本大会では、言語処理の全体像を把 握するには好都合ですが、一方、議論を深められないきらいがあります。本ワー クショップはこの点を補完するものです。場所は本大会と同じく香川大学です。

ワークショップのテーマを募集しますので、提案される方は、提案内容を下記 の要領で作成し、ご応募ください。

提案内容
  ワークショップの名称:
  開催の主旨(300字程度):
  提案者(複数可): 氏名,所属
  連絡先: 氏名,所属,住所,電話番号,FAX番号,メールアドレス
  発表件数の見込み:
  参加人数の見込み:

募集の締め切り      2004年12月 2日(木)
開催日              2005年 3月18日(金)
会場                香川大学
参加費              資料集印刷代として4000円程度を想定

応募先・問い合わせ先
  〒184-8795
  東京都小金井市貫井北町4-2-1
  独立行政法人情報通信研究機構
  情報通信部門 セキュリティ高度化グループ
  Tel: 042-327-7461  E-mail: taki@nict.go.jp
  滝澤 修
 E-mail taki@nict.go.jp

■おわりに■

学会事務センター破綻は、当学会にとって相当なダメージでありました。にも 関わらず、理事会ML、当ニューズレターなどが、暫定的ではありますが機能し だして、例年通り大会開催案内のご通知までこぎ着けることが出来、担当者一 同、ほっとしております。いろいろな機能から「暫定的」が消えるまでには、 まだ1、2ヶ月かかるものと思われますが、今しばらくご容赦願います。 (田村)


「学会に関する問い合わせさき」については、事務代行業者は確定はしました が、現在、窓口として公開するまでに至っておりません。今暫くお待ち下さい。

ニュースレター担当(田村直良)
〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-7
横浜国立大学大学院環境情報研究院社会環境と情報部門
Fax:045-339-5228
Email: tam@ynu.ac.jp


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